「これ、いつか着るかも…」
そう思って何年も着ていない服、クローゼットに眠っていませんか?
・セール品で買ったは良いけれど、着方が分からなかった服
・独身時代、勇気を振り絞って買った高かったコート
・痩せたら着るかもと思い、ずっととっておいてあるパンツ
以前の私は、どれも「いつか着るかも」「もったいないから」と、なかなか手放せずにいました。でも、ある時「その“いつか”は来ない!」と気付き、風通しの良いクローゼットにするために、さよならをする決心をしました。
手放すとき:服と向き合う
とはいえ、いざ手放そうと思っても、気持ちが揺れることもあります。
そこで私は、ただ捨てるのではなく、“なぜ着なくなったのか”を自分に問いかけながら、一着ずつ丁寧に向き合ってみることにしたのです。
・セール品で買ったは良いけれど、着方がイマイチ分からなかった服
→「この服は、私に“セールという言葉だけで飛びつくのではなく、本当に必要かどうか見極めるという大切な気づきをくれた。これからは、本当に着たいと思える服を選ぼう。ありがとう。」
・独身時代、勇気を振り絞って買った高かったコート
→「このコートを着て外に出たら自分に自信がついた。でも、今の私のファッションには合っていない。ありがとう。」
・痩せたら着るかもと思いとっておいているパンツ
→「食事制限、運動…具体的な行動を全く起こせていない。それならばいつかはこない。これを履くと苦しいから手放そう。ありがとう。」
そうして服と向き合っていると、「次は同じ失敗をしないようにしよう」と前向きに思えたり、気持ちの整理ができて「ありがとう」と感謝して見送る気持ちに変わっていきました。
買うとき:「着る回数」を考える
沢山の服を手放した後、服を買う前に、“この服、何回着る?”と考えるようになりました。
例えば、1シーズン(3か月)のうち、休日は約30日。
もし私服を5着持っていたら、1着あたり6回しか着ない計算になります。
さらに流行の変化を考えると、“来年は着ないかも?”と思う服も出てきますよね。
こうして着る回数で考えると、服ってそんなに必要ないな…と思えて、服の適正量が見えてきます。買いすぎを防ぎ、“あまり着ないまま手放す服”がなくなり、ちゃんと着てあげられる服だけが、残っていくようになりました。

着るとき:お気に入りの服こそたくさん着てあげる
そして、お気に入りの服こそ、遠慮せずにたくさん着てあげてほしいなと思います。
「これはお気に入りだから、大切にとっておこう!」
そう思って、しばらくクローゼットに眠らせているうちに…
- 流行が変わって、なんだか古く感じてしまう
- 自分の好みが変わって、ときめかなくなる
- 保管中に劣化して、黄ばんだり、シワシワになる
そんなふうに、お気に入りだったのに、結局あまり着ないまま手放すことになってしまうことも。
それって、ちょっともったいないですよね。
「たくさん着て、服も幸せだったと思えるようにしよう」
そう考えるようになってから、服への向き合い方がガラッと変わりました。
「まだ着られるかも?」と思えるキレイな服は手放しづらいです。沢山着倒した服に「ありがとう」と言って手放すことができたら、それはとても素敵なお別れです。

おわりに
もし“いつか着るかも”と思いながら、ずっと眠らせたままの服があるなら、 今こそ、その服と向き合う時かもしれません。手放すのは少し勇気がいるけれど、手放した後、スペースができれば、クローゼットの風通しが良くなり、きっと服も、あなた自身も、心地よく過ごせるようになるはずです