以前、整理収納アドバイザーの方に自宅を見てもらったことがあります。
「なんだか動線が悪いな…」と感じていたモノの配置を見直してもらったところ、それだけで一気に使いやすくなってビックリ!自分でも納得のいくスッキリ感で、嬉しい変化でした。
予約は3時間からとのことで、しっかり時間を確保していたのですが、私の場合、時間が余ってしまいました。
なぜ他の方は3時間もかかるのか、不思議に思って聞いてみると、
「収納場所に対してモノの量が多く、まずは捨てるところから始めるからなんです」とのことでした。
その言葉を聞いて、「そっか!モノを減らすことが、片付けを楽にする近道なんだ」と気付くことができました。
ミニマリストが収納より大事にしていること
私は正直、几帳面なタイプではありません。
毎日ひとつひとつ丁寧に片づけて、キレイに整える…そんなパズルのような収納は私には無理!(笑)
モノが多すぎると、収納場所がキツキツになって出し入れもしにくくなりますよね。すると段々そこにしまうのが面倒になって、他の場所に置きっぱなしになったり、上にどんどん積み重ねていってしまったり…。結果、気付けば部屋がゴチャゴチャしてきて、ストレスが増えていきます。
だからこそ私は、「これって本当に今の私に必要?」と問いかけることを大切にしてきました。そうすることで、モノが増えすぎることがなくなります。余裕のある収納スペースは、モノを取り出すときも、しまうときもストレスがなく、片づけるのがグンと楽になります。
収納テクより、“そもそも詰め込まない”スタイルのほうが、ズボラな自分には向いている気がします。

迷ったら「保留ボックス」に入れてみよう
とはいえ、捨てるかどうか迷うモノって、絶対ありますよね。
そんなときは、無理に決断しなくても大丈夫です。“保留ボックス”を用意し、そこにいったん入れて、1ヶ月くらい経ってから見直してみます。そうすると、気持ちが整理できて、「やっぱりいらないかも」と手放せるモノも出てくるはずです。
おわりに:「収納を考える前に、まず手放す」ことのすすめ
モノが減れば、自然と収納はシンプルになります。
「なんだか部屋がゴチャゴチャしてきたな」と思ったら、収納を工夫するよりも、まずは「持ち物を見直してみること」が、快適な暮らしへの、確かな一歩になるはずです。