初めての育休中、わが子と過ごす日々の中、ふとよぎるのは「これからのお金のこと」。少しでも家計の足しになればと、以前から気になっていたメルカリに挑戦してみました。
読まなくなった本、使わなくなったアクセサリー。すぐにサイズアウトしてしまったベビー服。
色々と出品する作業自体は楽しく、育休中のちょっとした達成感にもなっていました。でも、ある出来事がきっかけで、メルカリを手放すことにしました。
“これは割に合わない”と思った出来事
ある日、一足の靴が売れました。「〇日に予定があり、その時に履きたいんです」というメッセージが添えられていたので、少しでも早く届けようと、指定日配達で発送手続きを済ませました。それなのに、数日後「まだ届きません」というメッセージが…!あの時の焦りは今でも忘れられません。
「間に合わなかったらどうしよう…!」
慌てて配送会社に確認したところ、まさかの仕分けミスで遅延していたことが判明。その後のやり取りで何とか依頼者の使用日までに間に合ったものの、その時ふと我に返りました。
「これ割に合わないぞ…」と。
このとき得られた利益は、たったの数百円。
- 写真を撮る
- 説明文を書く
- コメントに返信する
- 梱包する
- 発送の手配
やることが多いのにも関わらず、こんなトラブルまで起きたら、もう対応しきれない…!そう思ったのです。
スペースを取る“出品待ち”の存在感
我に返った私が次に気になったのは、「出品待ちのモノたち」「ダンボール」「梱包資材」。
コレがかなりスペースを取っていることに気付きます。モノを手放すどころか、むしろ“増えてる”…?
そんな感覚に陥りました。
そして、「いつか出品しよう」と思って子供のオモチャ。外箱があった方が高く売れそうだな、と思って残していましたが、この靴のトラブルで、出品するのが億劫になってしまい…。結局キレイなものは友人にあげたり、クタクタなものは捨てることにしました。(その間、無駄にスペースを奪われていただけになってしまいました…。)
ちなみに、同じようにオモチャの外箱を取っておいた友人たち。全員、出品せずに手放したそうです(笑)
「やっぱり面倒で…」というのが共通の理由でした。
「これはいつかメルカリに出そう」
そう思って家に置いておくと、その度にモノの多さが視界に入り、モヤモヤする現象が起きてしまうかもしれません。

おわりに:私に合った方法は、“売らない手放し方”だった
もちろん、メルカリを活用するのが悪いわけではありません。おかげで、使わなくなったベビー用品を必要としている誰かに譲ることができたり、少しですが収入となり、本当に助けられました。
でも、私にとっては「メルカリに出すつもりのモノ」が暮らしを圧迫する原因になってしまったんです。それに気づいてからは、暮らしはぐっと軽くなりました。
もし今、『出品待ち』の山にモヤモヤしているなら、あなたにとって一番心地よい手放し方は、無理にフリマアプリで売ることではないのかもしれません。例えば、近所のリサイクルショップに持ち込んだり、友人や家族に譲ったり、思い切って処分してしまうのも一つの手です。
モノを手放すのは、心と暮らしを整えるため。自分に合った手放し方で、暮らしにゆとりが生まれるといいですね