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心の中が“汚部屋状態”だった私が会社員生活を手放した話

「部屋は綺麗なのかもしれないけれど、心が汚部屋状態だね。」

占い師さんにそう言われて、思わず笑ってしまいました。
でも、その言葉はずっと胸に残って…時間が経つにつれて、「あ~、そうかもしれない」と腑に落ちていったんです。

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無意識に溜めていた心のゴミ

実は、占ってもらう前から、うっすらと「このままでいいのかな…」という違和感がありました。
毎年たくさんの人が辞めていく職場で、私も忙しさに流されるように働いて、気を遣って、笑って、家に帰って寝る。
そんな繰り返しの中で、気づけば“自分の声”を聞かなくなっていました。

「これが社会人だから」「みんなそうしている」と自分に言い聞かせていたし、誰かが傷つける言葉を投げかけてきても、「きっとこの人にも理由がある」と自分自身を納得させていました。本音を押し込めて、なかったことにする。でも、その小さな我慢の積み重ねが、気づかぬうちに心の中にゴミのように溜まっていたんだと思います。

「心が汚部屋状態だね」の一言で、
「あぁ…。私、本当は苦しかったんだなぁ」と。
ずっと我慢してきた自分に、やっと「気づいてあげられた」気がしたんです。

貯金がくれた心の余裕

15年間勤めた会社を辞める――それは簡単な決断ではありませんでした。「ここで働くことが当たり前」という感覚が染みついていたからこそ、手放すことが怖かった。
でも、「心の中も片付けなければ、私は本当の意味でミニマリストとは言えない」と思ったんです。心が乱れたまま発信しても、言葉はきっと届かない。そんな気がしました。

不安がなかったと言えば嘘になります。
それでも手放す決心がついたのは、これまでミニマルな暮らしを意識してきたことで、無駄遣いが減り、少しずつ貯金ができていたから。その貯金は、ただの「お金」ではなく、「心の余裕」になってくれました。

暮らしを整える。身軽になる。
それは、未来の選択肢を広げてくれる気がします。

そうはいっても、私は会社員という肩書きを手放しただけ。
本当のスタートは、ここから。ようやく第一歩を踏み出せた気がしています。

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この記事を書いた人

モノを減らしてもっと身軽に自由に!
発達ゆっくり5歳子育て中の30代

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